朝、七草粥を食べた。もともと季節の変化を楽しみはするけれど、意識的に七草粥を食べたのははじめてかもしれない。
芹(せり)、薺(なずな)、御行(ごぎょう)、繁縷(はこべら)、仏の座(ほとけのざ)、鈴菜(すずな・かぶ)、清白(すずしろ・だいこん)の春の七草。無病息災の願いを込めた日本の食文化。
おまじないのようなものだけど、こういう小さなことで、ちょっぴり心が軽くなったり、仕事への足取りが変わる気がする。
星野道夫の言葉を思い出す。
人間の気持ちとはおかしいものですね。どうしようもなく些細な日常に左右されている一方で、風の感触や初夏の気配で、こんなにも豊かになれるのですから。人のこころは深くて、そして不思議なほど浅いのだと思います。きっと、その浅さで、人は生きて行けるのでしょう。
小さなこと、ちょっとしたことの折り重なりでいいんだ。その日、一日をやり抜くための一握りの力は。
Leave a comment