昼にメーラーを開いたところ、あるメールのタイトルに思わず「えっ!?」っと声を上げてしまった。驚きと焦りと共に、メールを開く。
人生には、これまで当たり前だった日常が、突如として別ものに様変わりしてしまうような、そういう瞬間がある。
それがわたしの知人に起こったのだった。
数本の電話と、しばしの内省を経たのち、最近、友人に勧められて少しずつ読みすすめていたオリバー・バークマン「限りある時間の使い方 人生は4000週間 あなたはどう使うか?」という本の一節を思い出す。
“そのニュースは、ある瞬間と別の瞬間のあいだにすっぽりと収まっている。そこに隙間があるとはまったく気づかないような、そんな隙間に。…それはまるで、新しい物理法則が私たちのために用意されたかのようだった。あらゆる法則と同じく絶対的でありながら、恐ろしくさりげない。それは認知の法則だ。その法則は告げる。「あなたはこの先、目にとまるものすべてを失うだろう」と。”
オリバー・バークマン「限りある時間の使い方 人生は4000週間 あなたはどう使うか?」
知人と、その家族に起こったことを思うと胸が苦しい。
これまでに、「それ」が、わたしに起こってもおかしくなかったし、これからだって、「それ」は起こりうる。たまたま「それ」が今回わたしでなかっただけに過ぎないのだ。
来たるべき時のために、当たり前すぎる日常を、その幸運を、この薄氷を、噛み締めるように生きる自分でありたいと願った。
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