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20260105 | 価値の判断基準
日常の再稼働となる日。世間のカレンダーが動き始めた。自分の能力を存分に発揮できる相手とそうでない相手がいる。 これは何によって決まるのだろう、と改めて考えさせられる場面があった。わたしと相手の双方に要因がある。あるいはわたしと相手の間に。 わたしはきっと相手の顔色を伺いすぎるし、わたしと相手の間には「関係の質」が出来上がっていないのだ。 とすれば、それはわたしの在り方で決定される、などと考えたりする。第三者を価値基準とするのではなく、自分の価値基準に立ち返ろう。 卒論の指導を行う助教授である「発声練習」という方の「価値の判断基準が自分の外にある人間は表現者になれない」という2009年のブログ記事を思い出し、辿ってみる。主たる部分は次だ。 「表現者は、外の世界に自分の考えや思いを問うのがその存在意義だ。外に問うということは反論を食らうということなので、皮膚は破れ、肉は断たれる。でも、骨は守る。傷を癒し、身のこなしを鍛え、骨を強化し、場合によっては骨を入れ替え、再び世の中に自分の考えや思いを問う。考えや思いを外に問わなければ何も始まらないから、ただ、そうする。 だから、君がもし表現者になりたいのだとしたら、精神的な背骨を手に入れる必要がある。それはどんなものでも良い。私が君をどう思うかではなく、君が君をどう思うかそれが重要だ。君は私じゃないし、私は君じゃない。究極的には、私が君をどう思おうが君はそれに左右される筋合いはない。」 卒論を書く学生に向けた言葉なのだが、わたしにも響いてしまう。 夜、長田弘「1日の終わりに」(2000)を読み返す。大切な本は何度でも。
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20260104 | 道徳的野心
髪を切ったり、食材を買ったり、調理したり、整理した本を売るために集荷してもらったり。 今日一日、細々としたことを片付けた。生活はリズムだ。その日その日にきっと役割がある。 面白い記事に読む。 「世界が必要としているのは、野心と理想主義の両方だ。わたしはこれを「道徳的野心」と呼んでいる。それは世界を劇的によりよい場所にしようとする意志であり、民主主義を守るとか、次のパンデミックを防ぐといった、わたしたちの時代の最も差し迫った問題にキャリアを捧げたいという欲求なのだ。」 ルトガー・ブレグマン|RUTGER BREGMAN この両立てとそのバランスがわたしには必要だなと思い知らされる。 ちなみにブレグマンは「Humankind 希望の歴史 上 人類が善き未来をつくるための18章」の著者。 ソースは年末のwired。
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20260103 | ベランダで読書
午前中は仕事、午後お休み。 天気が良く、陽の下はポカポカとして暖かい。なんとなく思いたってベランダに椅子を出し、読書をする。心地よい。本は星野道夫「旅をする木」(1995)。 なんど、この本を読んだだろうか。読むたびに発見がある。 暖かい日差しの中、本を読みながらワインを飲む。日常をほどく、ゆったりとした、とてもいい時間だった。 時間には主観的な側面があるのだと改めて思う。翻弄されるのでもなく、流されるのでもなく、時間と共にとどまるような、時の過ごし方。 そんな時間を1日の間に、ほんの数十分でも過ごすことができたらと思う。
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20260102 | 初ランニング
昼過ぎから外へ走りにでる。今年初のランニング。冬らしい晴れ日。まるで街が眠っているように静か。とても走りやすかった。 この静けさはおそらく年始特有のもので、きっと徐々に今年1年が始まり、街も賑やかさを取り戻していくのだろう。 今年は、一年を通じて怪我をせずに走り続けたい。追い込もうとする癖があるので、自分の身体の声に、耳を傾けながら細く長くランニングを続けていけたらと思っている。
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20260101 | 新年
年が明けた。家の近くに歩道橋があり、昨年からなんとなくそこで、初日の出を見るようになった。太陽がゆっくりと上昇していくさまを眺める。光が雲の隙間からそこかしこに漏れ出す。光がカーテンのように見えたり、スポットライトのように見えたり、空が様々な表情を見せる。 How many more times will you watch the full moon rise? Perhaps twenty. And yet it all seems limitless. Paul Bowles あと何回満月を眺めるか?せいぜい20回だろう。だが人は無限の機会があると思い込んでいる。 ポール ・ボウルズ 日の出を眺める時間。時間の移ろい忘れ、ただただ眺めるという行為。 自然が織りなす空の色彩を受け取る時間。わたしたちはまた慌ただしい日々に戻っていくけれども、1年に1度でもいいから、じっくりと日の出を眺めた豊かな時があった、ことを思い出したい。 夜は義実家で夕飯。向坂くじら「とても小さな理解のための」(2024)を読む。 明かりを点け 鍵をしめる 暗さは外のほうへ閉じ籠める そう解放されているのはわたし わたしたち 向坂くじら「とても小さな理解のための」(2024)