embracing solitude

diary

I am one who takes small pleasure in a day in reading a book at the end of the day.

1日の終わりに本を読むことをささやかな喜びとして生きています。

K

  • 20260209 | とても小さなこと

    朝起きると外は雪で真っ白。少し歩く。まだ薄暗く、そして静か。丁寧に雪を踏み締めて、その感触や音に耳を澄ます。 今日はとても小さなことに感情が揺さぶられてしまう。とても小さなことに。自分の拙い振る舞いは、相手への甘えだなぁ…と思い返し、自分の器の小さささに辟易する。 夜、いろんな音楽を聴く。そのどれもが、わたしの感覚からこぼれ落ちる。いま聴きたい音楽に何かが足りない。それが声色、旋律、そもそもの音の質感なのか、原因はわからない。 一音一音、積み重ねてわたしの感覚を紡いでみようか。誰のものでもない、私の音を。そのとき、わたしの耳にはどのように響くのだろう。

  • 20260208 | 調べもの

    夜は自分の時間に調べごとをしていた。今年のテーマに通じる情報収集。とはいえ、もう今年は1ヶ月以上が過ぎてしまっではいるけれど。 一息ついて、木本梨絵さんの「ロンドン煩悩」(2025)を読む。写真集も以前に購入していたから、本作も読むのを楽しみにしていた。 経験はどこまで行っても個別のものだけれど、背景と環境が近しいと、おのずと重なり合う部分は出てくるのだろう。わたしもロンドンで暮らしていたこともあり、この本のおかげでもう一度、当時の自分に会うことができた。 人生で最も彩りのある日々だった。 帰国した現在、日本で感じる生きづらさは多々あるが、こうして本を読み、内なる旅を続け、内省する時間があれば、私はどこで、何をしたって生きていける。

  • 20260207 | 私家版の詩集

    早起きして、かさいあさこさんの「未見の園」(2019)を読む。定期的に、ただし間隔をあけて、詩集を開くようにしている。 詩を読む時間は、わたしをこなれた世界から引き剥がす時間でもある。少ない言葉で紡がれた余白に溢れた詩はわたしをいつも立ち止まらせてくれる。 この詩集は仕事を持ちながら、私家版としてご自身が運営する山川草木舎(さんせんそうもくしゃ)から出版しているそう。 羊文学の「Don’t laugh it off」(2025)を聴きながら出張へと向かう。日本人アーティストっぽくないジャケだと思っていたらHUGの仕事だった。いいなぁ。

  • 20260206 | 写真集

    夜、ロゼを飲みながら星野道夫さんの写真集「アラスカ: 極北・生命の地図」(1990)を読む。やっとゆっくりと読めた。 星野道夫の言葉による文章、図版解説も充実していて写真のみならず、読み応えがある。 文章と共に、美しさ、愛らしさの先にある自然の厳しさ、残酷さを垣間見る。

  • 20260205 | 14年ぶりの新作

    ビジネスパートナーと、ある事案について意見の相違が発生。打ち合わせの時間を超えても結論が出ず、持ち越しとなった。 その夜、最後の仕事を終えたところで、積み残しとなったビジネスパートナーとの話を内省する。わたしが自説に固執し過ぎており、話し合いのテーマでもあったチームメンバーを信用できていなかったと結論づける。 相手からもメッセージが届いており、寛容にも妥協案を示してくれたがが、本質はパートナーの意見にこそあると思い、お詫びと軌道修正のテキストを送る。 帰りに本屋へ寄ると、大好きな作家アン・マイクルズの14年ぶりの長編が一冊、ポンと置かれていた。 思ってもみなかった喜びとともに、残りの一冊を手に取る。

  • 20260204 | 体調管理

    今日は午前のみ仕事。集中して、多くの仕事を一気に片付ける。Oura Ringに従い、睡眠時間の確保に向けて逆算して動く。体調管理が重要な仕事のひとつだと思い定めて。 引き続き、ウィリアム•プルーイット「極北の動物誌」(2002)を読み進める。フィールドワークと小説の間に位置するドキュメンタリーみたい。ツンドラの気候とそこに生きる動物を緻密に描写しながら、でもひとつの物語のように読ませてくれる。 すごく面白い。

  • 20260203 | 豆まきと恵方巻き

    人に誘われて、地方の神社へと遠征。一緒に豆まきをした。その後、みんなで恵方巻きを食べることに。一緒に過ごした20代の友人の1人が思いの外、信心深く、iPhoneできっちり方角を調べて、恵方巻きを食べ始める。せっかくなので、皆でその方向を向きながら、恵方巻きを食べた。 自覚的無神論者のわたしは、そうして生まれてはじめての恵方巻きを食べたのだった。

  • 20260202 | Dos monos

    お土産で虎屋の最中を頂いた。「御代の春」という白餡入りの最中。色と造形に春を感じる。 先日、Tainan さんの鼎談を聞く機会があり、彼のラップグループDos monos を聴きながら家事。昨日のBilly woodsに続き、その音楽性の高さに驚く。 3人のMCの声の良さ。耳を引くリリック。想像を超えたトラックメイキングのセンス。いい音楽と出会えると幸せになれる。 夜、ワインを飲みながら、ウィリアム•プルーイット「極北の動物誌」(2002)を読む。

  • 20260201 | 輝面率

    夜、空を見上げると満月と思わしき月。満月かと思い調べてみると輝面率が99.7%の状態とのこと。 読み方を含めて調べると輝面率(きめんりつ)と読み、月が太陽の光を受けて輝いている部分の面積の割合を示す天文学の言葉らしい。 満ち欠けの様子を表す率なので100%で満月となる。面白いな。 夜、Billy Woodsを聴く。今年一番の発見かもしれない。

  • 20260131 | ある醸造家の話

    仕事で品川へ。たくさんの人と話す。なかでも起業家兼醸造家の方の話がとても印象的だった。 仕事で、日中からこんな話が聞けるなんて思っていなかった。豊かさの定義をウェルビーイングに従い、選択肢があることだとずっと思っていた。 その生き方に、その幸せの形に、とても考えさせられる。