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20260116 | 傾聴について
あるワークショップに参加した。「傾聴」の意味についてという話が印象的だった。 曰く、「聴」という字はその構成要素が指すように「耳」に加えて「目」と「心」を相手に向けることが傾聴だという話があった。 わたしはたまに相手が言うことに対して、自分の回答を既に持ちながら、意見を聞いていることがあるなぁ、と振り返る。 それは一見耳を傾けてはいやが、傾聴ではないのだった。他者の言葉の奥にある意図や前提に心が寄せられていないから。 自己の判断、評価はいったん置いておき、相手の言葉に身を委ねるという心持ちがわたしには必要だ、と思い至る。
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20260115 | かっこいい大人
仕事を終え、帰宅後になんだか走りたくなりランニングへ。 Any SlideというZineのVol.1とVol.2を読んだ。Vol.2のインタビューの中で、「どんな大人になりたい?」という質問に対し「かっこいい大人」と答える子供たちの回答が印象に残った。 わたしにとっての「かっこいい大人」とはいったい何だろう。わたしが子供だった頃「なりたいもの」はなかった。ただ「なりたくないもの」はあっただけだった。それは見た目や所有物の話ではなく、生き方の話だった。 改めて、わたしにとっての「かっこよくない大人」を考えたい。その意味で、果たしてわたしは「かっこよくない大人」になっていやしないだろうか。
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20260114 | Static
夜、出張先から自宅にから帰る。出張の荷物や部屋の片付けをして、久しぶりの自分時間。 環境へ配慮したアウトドアブランドである「STATIC」の発行紙「STATIC MAGAZINE 2024」を眺める。もう2026年だけれど… 作業工程なども掲載されていて読み進めていくと「撚糸」という漢字に立ち止まる。 読み方がわからず調べてみると「ねんし」と読むばかりか、「撚りあわせる」と書いて「よりあわせる」と読むのだと知る。 服を作る過程で発生する作業を指す言葉らしい。知らない世界を知ることは、面白い。
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20260113 | みんなで鍋を食べる
昨日の吹雪はどこへやら。曇り空と晴れを行ったり来たり。天候は時事刻々とその表情を変える。 夜は職場のメンバーと懇親会。皆で鍋をつついた。参加者の一人は、こうした場を明るく温めてくれるタイプの人。こうした人が一人いるだけで、場の雰囲気は変わる。 メンバーがそれぞれ自然と語り出す。そのさまを眺めながら、いい夜だなぁとノンアルコールビールを傾ける。 お開きになり、お店を出ると外には小さな小さな雪が、ちらついていた。
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20260112 | 吹雪
朝起きて外を見ると雪で真っ白。吹雪といっていい状態。出先の仕事場で窓越しに眺める自然の驚異。都市で暮らしているとこの感覚を味わう機会は少ない。手を止め、ぼんやりと外を眺める。 暮らしと自然がとても近いからこそ、生まれる感情を味わう。わたしはこの土地を離れ、移動していくが、ここに生活の基盤を持ち、暮らす人たちはそうはいかない。 美しさだけでなく、厳しさを持ったありのままの自然の形が目の前にある。 夜は少し長めのお風呂に入り、横になる。
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20260111 | 焚火
Oura RingとNotionの自動連携にむけて、各種設定を試みたがなかなかうまくいかず。 夜は生姜焼きを作って食べる。お肉に小麦粉をうっすらとつけてタレに絡むようにし、生姜は生を使うことを大事にしている。 夜、焚火をした。風に揺らぐ火を眺めているだけで心は落ち着いていく。
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20260110 | 家事の味方
Lady Greyを好んで飲んでいると言ったら、友人がMarienのハーブティーをくれた。 今日は、暮らしの工夫ということでGoogle Calenderの運用を見直し。プラグインの導入、ルーティンの仕組み化、個人の日程を先立って入力。 使い勝手と予定の見通しが格段に良くなった。特に、先に自分の予定を入れることをしてみたら、すごくスッキリしたし、いつランニングができるか明確になった。 夜は「旬の素材を…」ということでカキフライを作った。スーパーには韓国産の牡蠣しかなく、はじめて買ってみたがどれも小粒だったため、うっかり少し火を入れ過ぎてしまった。 料理の仕込み中にPodcastを聴いていた。昨年からずっと愛聴しているのは「SISTERHOOD PODCAST」。曰く、「ジェンダー」や「多様性」を軸に、言語化が難しいけれどしないとモヤっとする話をピックアップするPodcast。 自分とは異なる他者や、社会を形作るものへの想像力の必要性を感じさせてくれる。すっかりハマってしまい、最初から遡って聴いている。 その中のエピソードの中で「怒りは二次感情」という言葉に出会い、興味深くて調べてみた。 「怒り」は心理学的に「二次感情(第二感情)」と呼ばれ、その奥には「不安」「悲しみ」「寂しさ」「悔しさ」「苦しさ」「恐れ」などの「一次感情(第一感情)」が隠れてるという構造らしい。新たな視点。 やはり、わたしにとっての最高の家事の味方は、食洗機でもなく、ルンバでもなくPodcastなのだ。
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20260109 | 家族経営の食料品店
出張。数日宿泊するので、出張先にある地元の個人スーパーれ買い出し。地域密着の家族経営のお店は小さくとも充実した品揃え。 近所のご家族を対象にしている店舗だからか、ニンニクが1kgといった単位で売られていた。とても新鮮。そして食料品店って楽しいなと改めて思う。 お店にはおじいちゃん、レジに立つ夫婦、そして品出しをしているのはお孫さんかな。 ウィル・ヘイグル「マッドヴィランの嘘と真実 MFドゥームとマッドリブのアンダーグラウンド・ヒップホップ伝説」(2025)を読む。
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20260108 | 他者の前提
ここ2年間、一緒に仕事をしている人との関係を質的に改善しようと努めている。今日はその兆しがようやく少しだけ見え始めた日。気のせいかもしれないけれど。 人間関係の質は、木が育つようにゆっくりとしか変わっていかない。人はある前提を持って生きている。その前提が掴めない限り、その人の見えている景色がわからない。 相手を変えようとしたり、支配しようとしたりする人もいる。「相手」と「わたし」の間に関係の質に目を向けたい。そのひとつが他者が抱える前提なのだと思う。 そしてその前提を引き受けたり、揺さぶりをかけられたりする時にきっと必要なのは、振幅の少ない、安定した自分であること、なのかもしれない。
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20260107 | 七草粥
朝、七草粥を食べた。もともと季節の変化を楽しみはするけれど、意識的に七草粥を食べたのははじめてかもしれない。 芹(せり)、薺(なずな)、御行(ごぎょう)、繁縷(はこべら)、仏の座(ほとけのざ)、鈴菜(すずな・かぶ)、清白(すずしろ・だいこん)の春の七草を入れた無病息災の願いを込めた日本の食文化。調べてみると面白い。 おまじないのようなものだけど、こういう小さなことで、ちょっぴり心が軽くなったり、足取りが変わる気がする。 星野道夫の言葉を思い出す。 人間の気持ちとはおかしいものですね。どうしようもなく些細な日常に左右されている一方で、風の感触や初夏の気配で、こんなにも豊かになれるのですから。人のこころは深くて、そして不思議なほど浅いのだと思います。きっと、その浅さで、人は生きて行けるのでしょう。 小さなこと、ちょっとしたことの折り重なりでいいんだ。その日、一日をやり抜くための一握りの力は。