embracing solitude

diary

I am one who takes small pleasure in a day in reading a book at the end of the day.

1日の終わりに本を読むことをささやかな喜びとして生きています。

20260211 | かけないひび

2時間にわたる打ち合わせ。今をこなすため、ではなく未来を作るための良い打ち合わせができたと思う。

今日で5日間の出張を終える。帰りの新幹線でslackやメールがの処理をひと通り終え、橋本亮二さんの「かけないひび」(2024)を読む。

今回の出張に持ち出してきたお守りのような本たちの最後の一冊。「かけないひび」を「書けない日々」だと思っていた。読んでいて「欠けない日々」と意味が隠れていたのだとようやく思い至る。

宮城県仙台市に「曲線」というわたしの好きな本屋さんがある。その店主が周年の日のみ更新するnoteがあるのだけれど、「かけないひび」にわたしの好きな文章が掲載されていて驚いた。

魂が震えるような文章なのでここにも残したい。

ひとつのことに気がつくと次第に視界が開けていき、微細な部分が見えてくる。ここは、いつか来たことがある場所だ。失くしていた感情、忘れていた出来事が目の前を駆け巡る。わたしは思い出す。壊れそうなくらいに膨らんだ想いを、修復できないほどに傷ついたこころを、いなくなってしまった人を、変わらない笑顔を。いつか消えてしまうそのすべてを、わたしはこの部屋で思い出し、そしてまたここに置いていく。

曲線「Empty, Save Rooms 」 2024年9月9日

最寄駅からの帰り道、手話で話している人たちとすれ違った。腕の可動域の広さとそのダイナミックな動きを見て、手話とはむしろ雄弁な言語なのかもしれない、と思った。身体の動きから強い意思表示のようなものを感じてしまった。

自宅に戻ってからは荷物を整理し、5日ぶりにランニング。走れなかった分、ランニングによる身体の疲れが取れたようで、思いの外タイムが良かった。

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